ミックスローンの繰り上げ返済

ミックスローンの繰り上げ返済について

繰り上げイメージ

今回は、ミックスローンの繰上げ返済について考えてみたいと思います。

 

ミックスローンでは、長期固定金利と短期固定金利か長期固定金利と変動金利などの2つの固定期間が異なる金利タイプを組み合わせることが一般的です。

 

ミックスローンでは、金利タイプを組み合わせることによって、金利の上昇や下落によるリスクをヘッジすることが狙いになります。

 

金利がどのように変動したとしても、最悪に陥る危険性が少ないので、ローンの総支払額が極端に損になるという状況が避けられます。

 

ローンの総支払額を低減する有効な方法として、繰上げ返済があります。月々のローン返済には、元金と利息が混ざっています。

 

特に元利均等返済方式の場合には、ローン返済開始当初は利息が多く含まれていて、元金がなかなか減っていないという状況になっています。繰上げ返済を行うと、元金を直接減らすことができます。

 

減らした元金にもともとかかるはずだった利息を支払わなくても済みますので、総支払額を効果的に減らすことができます。

 

ミックスローンでも繰上げ返済を行うことができます。ミックスローンでも一般の住宅ローンと同様に、繰上げ返済は支払額を減らす非常に有効な手段です。

 

多くのミックスローンでは、繰上げ返済を2種類の金利タイプのうち、1方を選ぶことができます。また、両方の金利タイプに均等に繰上げ返済を行うこともできます。

 

では、ミックスローンの2種類の金利タイプのうち、どちらの金利タイプの繰上げ返済を行うべきでしょうか? リスクをどのように考えるかによって、どちらの金利タイプから繰上げ返済すべきか変わってきます。

 

一般に、金利の固定期間が長くなればなるほど適用される金利が高くなります。

 

従って、金利が上昇するリスクをなるべく避けたいと思われる人は、変動金利や短期固定金利から返済すべきです。

 

逆に、金利が下落する、あるいは低金利状態が続くリスクを避けたいと思われる人は、長期固定金利から返済することになります。

 

もう一つの考え方は、繰上げ返済を行う時点で高い金利になっている方を先に返済するというものです。

 

変動金利の場合、繰上げ返済によって減る元金が実際に支払う利息は、最終的に返済が完了するまでわかりませんが、繰上げ返済時点での支払い予定額は、高い金利の方を先に繰上げ返済したほうが低くなります。

 

実際に、総支払額が低くなるかどうかは、その後の金利の動き方によるので、一概にどちらがいいかは言えませんが、統計的には、この繰上げ返済方法が最も有利だといえます。